冒険者たちの序奏
概要

 このサンプルシナリオは、原作『世界樹の迷宮』におけるチュートリアルミッションをイメージしています。ダンジョンレベルは1です。
 本作を初めてプレイする人たち向けと言えるでしょう。
 パーティ人数は3〜5人を想定しています。
 オンラインセッションでも4時間かからない程度で終えられる内容ですので、オフラインセッションの場合はイベントを1〜2個追加してもよいかもしれません。

導入

 ギルドを組む事になった冒険者たちは、冒険者適性試験に挑む事となった。
 怪物たちが跳梁する森の中を探索し、国章が刻まれた石柱までの地図を完成させる事が試験内容だと言う。
 幾多の冒険者たちが、栄光を目指しての第一歩として踏み固めてきた道を、君たちもまた踏み出すのであった…



名称 イベント
入口  探索はここから開始する。
荒地  赤茶けた土が露出しており、地面にいくつもの凹凸や穴が散見される。
 PCがその様子を気にするようであれば、【LUC】で目標値11の判定を行う。この判定には《危険感知》のスキルが有効。
 誰か一人でも成功したのなら、その穴の中からひっかきモグラ×3が襲いかかって来ようとしている事に気付く事ができ、対等な条件で戦闘を開始する。
 上記の判定に全員が失敗した、または全員が無警戒にこの場を通りすぎようとするならば、ひっかきモグラ×3からの不意討ちを受けた形で戦闘を開始する。
岩場  この岩場から露出している鉱物は、採掘の対象となる事をPLに伝える。
 ここでの採掘は1セッションで1回のみ行う事ができ、採掘で入手できるものは下記の通り。
出目 獲得物
〜6 R1石
7〜9 R1金属
10 R1宝石
11〜 R2石

 !!ああっと!! が発生した場合、ビックビル×1との戦闘となる。
渓流  川に、魚を捕らえて確保しておくための梁(やな)が設えられている。
 PLがそれを不審がるようならば、GMはこれが、森に怪物が出現するようになる以前に釣り人が使っていたものだろうと伝えてもよい(怪しむべき罠の類ではない事を婉曲的に伝えられればベスト)。
 PCはここで1セグメントを消費して、(1D3)匹の食料アイテム『魚』を入手する事ができる。ただし、これを行う事ができるのは1セッションに1回のみとする。
低木林  道の左右に低木が群生し、枝が不規則にせり出していて非常に歩きづらい地形が続く。
 せり出した枝から生えている針のように尖った分枝は、植物たちの自衛手段に相違ない。
 PC全員に目標値10の【AGI】判定をさせる。
 失敗した者は、せり出した分枝をうまく避けて歩く事ができず、脚に裂傷を負い1D3ダメージを受ける(軽減不可)。
 さらに、パーティに《回復マスタリー》を持つ者がいない場合、毒性の樹液によってTPにも1D3のダメージを受ける事とする。

 なお、PCの中に低木の危険性を伺おうとする者がいるのならば、【TEC】で目標値10の判定をさせる事。この判定には《博識》が有効とする。成功すれば、事前に上述のような危険性がある事を伝えてよい。
森林  F.O.E.『★森の破壊者』がいる。
 このF.O.E.は原則として一切移動しないが、何らかの方法で『魚』を渡そうとすると、F.O.E.はそれをねぐらへ持ち帰ろうとして立ち去る(データ的には、マップ上から消滅する)。
 もしPLが『熊=鮭が好きそう』という発想に至らないのであれば、食い散らかされた魚の骨を描写するなどしてヒントを与えてもよい(あくまでもこのイベントの目的は、PLに『F.O.E.は知恵を使って回避していくもの』という認識を与える事にある)。

 なお、熊を移動させた上でここを通り抜けようとした場合、熊がいないのをいい事に獲物を狙いに来たのであろう怪物が森林の奥から出現する。
 出現するのはオオヤマネコ×1の希少種で、【HP】のみ20に強化されている。
石柱  御影石造りの石柱に、国章が刻まれている。
 PCがここに到達する事で、今回の探索の目的は達成となる。


結末

 このミッションを達成した事で、晴れてPCたちは冒険者ギルドとして正式に認められる事となる。
 支度金として一人200enずつが与えられる。
 PLたちに余裕と遊び心があるのなら、ギルド名をその場で決めさせても良いだろう。